自動オルゴール
オルゴールを電子制御で自動演奏しようという自動演奏楽器ですが、もともとオルゴールは自動演奏するわけですから意味がないのではと言われますが、DISCの交換、新曲のインプット、訂正など簡単に出来ることから将来オルゴールの世界を変えるかもしれません。または共存していくかもしれません。これからの技術の進歩が楽しみです。
当研究所の自動オルゴールの歴史を紹介します。
1号機
30弁自動オルゴール
1998年JVC技術コンテストで製作
おそらくはこの時点では初めての本格自動オルゴールと思われます。
オルゴールの弁を弾くスターホイールをアナ付きベルトで駆動して、
スターホイールの回転をホトセンサーで検知1モーターでソレノイドで
間接駆動、鍵盤を独立してMIDI制御する。
概観写真 |
駆動部詳細 30弁を2台使用 |
2号機
2000年自作
20鍵のオルゴールを使用
1号機は高価すぎて市場での受け入れが難しい為
リーズナブルな自動オルゴールを開発
スターホイールを間接駆動するサンホイールを搭載。
電磁石の反発を使って、スターホイールを制御する方式
ICカード、電池駆動
27cm×24cm×12cm
この後ミスタークリスマスより同一方式の自動オルゴールが発売される。スリック(株)より2機種自動オルゴールが開発される。
続いて、ブラザー工業(株)より自動オルゴールが発売される。
3号機
2015年11月
2号機の改良型で、33弁オルゴールムーブメントを使用
スターホイールを間接駆動するサンホイールを搭載。
超小型ソレノイド(ギガテコ製)を使用
SDカード、電池駆動
このように、従来のオルゴールとは別に電子制御を伴う生演奏のオルゴールガ開発されています。
3号機は、20弁、33弁、等の多弁ムーブメントにも対応でき将来リーズナブルな価格で、
家庭に提供されればと考えております。
企業化されたい方がおられれば、ご協力をいたします。